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賢者のことば 連載10

賢者のことば


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2005/04/11
 フィリッピンからの賢者のことば (10) 戻る次へ




 ・・・ 母性の思いは ・・・

あなたは 感じるわ 幸せを
それが 貴方を優しくする

あなたを 待ってるわ 試練
でも それが 貴方を強くするのよ


あなたも 出逢うわ 悲しみと
でも それが 貴方を大きくするのよ

あなたは 見つけるわ 希望を
それが 貴方を幸せにする





 母親になって、生まれてきた子供に、最初に語り聞かせる言葉かも知れない。 これまでの人生を通して、得てきたのであろう、様々な思いが込められている。

 その思いや願いを、子供も全身全霊で受け止めようとしているに違いない。 母性がそのようにさせるのだろう。 自分にも言い聞かせているのだ。

 無事に生まれてきたことに感謝し、今の幸せを思う。 心安らかな至福のときだろう。 このような優しい気持ちに、満ち溢れる気分も、また、きっと、初めて経験したことに違いない。 この幸せと安らぎを、この子にもと、心から願うだろう。 それ以上の願うこと、他にあるだろうか。


 それでも、必ず待ち受けているに違いない 試練 のことにも、思いは馳せることだろう。 色々なことがあった。 無事に乗り越えてきたことが、不思議に思えるほどだ。 強くなった自分が分かる。 今こうして、強さと勇気と自信に満ちて、語りかけている、自分がいる。

 色々なことがあった。 どうしようもない悲しみというものもある。 喪失感という悲しみだけではない。 理解して貰えないときも、孤独感も、皆そうだ。 それに、自分のことだけではない。 誰かに与えたかも知れない、悲しみや苦しみを思うときもそうだ。

 また、世界に満ち溢れる貧困や暴力を思うとき、他人事ではない、その無力感もそうだろう。 これらは、人間だからこそ、感じる悲しみであろう。 そして、悲しみを思うとき、確かに、人間性が見え隠れする。


 パンドラの箱に残された 「希望」 も、いつでも傍にある、ということも、知ったに違いない。 だからこそ、豊かなる母親の、母性の思いは、こうして次の世代へ語られ、更にまた、次の世代へと語り継がれていく。 心の中で、いつまでも、いつまでも、いつまでも。






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