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賢者のことば 連載6

賢者のことば


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2004/12/20
 フィリッピンからの賢者のことば (6) 戻る次へ



・・・ 最早遅し ・・・

  我々は 失うまで 気付かない
   大切なものを 持っていたことに

  我々は 目の前にあるものを見て
   今、はじめて気付く
    大切なものを 失くしていたことに




 青春真っただ中という人達には、三行目からの、恋心の綾は、分からないかも知れませんね。



 街なかで、かって幼馴染みだった人と、ふと出逢う。 今は、平凡だが幸せな日々を送っているにもかかわらず、そのとき、心が高鳴る想いをするのは、何故だろうか。

 一瞬にして懐かしい想いが蘇り、もっと早く気がついていたら、別の人生が確かにあったと感じるからだ。



 メロドラマの見すぎかも知れないが、「気付き」 というものは、こんなものかも知れない。 どちらの場合にしても、気付いたときには、もう、自分の手の届かないところにいる。

 もちろん、私の様に、恋心に例える必要は決してない。 チャンスの気付きは、人生のあらゆる場面で登場するからだ。 そして、往々にして、この詩のような結果に終わるものだから。



 失って、初めて気付くことも真実なら、目の前にあるものを見て、失っていたことに初めて気付くことも、また、真実である。






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