« 私のチュン 連載12 | トップページ | 私のチュン 連載10 »

私のチュン 連載11

私のチュン


八幡自然塾日本の鳥旅先の鳥旅先の花木旅先の蝶鳥紀行好酉の世界

2005/06/24
 チュンの体重測定 戻る次へ


 以前、私のチュン(6) で、チュンの体重測定をしたいと書いたが、やっと出来たので報告する。 やっと、と言ったのは、別に難しい事がたくさんあって、無事乗り越えたという意味ではない。 測定には、ものの一分とかからなかった。


測定結果
 体 重: 20g (最小表示 0-100g=1g)
 測定日: 2005/06/19
 測定器: TANITA TKD-160 ㈱タニタ製 (キッチンスケールと呼ばれるもの)
 (注) 測定回数は、二回で、同じ結果が出た



 チュンに恐怖心を与えないで体重を測定するにはどうしたら良いかという課題に、思いをめぐらしていたから時間がかかった。 何しろ、ショック死ということも、危機管理の範疇に入れておかなければならないだろう。 高齢だから血圧も高かろうし、だいいち、大して価値があるとも思えない体重測定にチュンの命を懸けたくない。

 怖がらせないという意味で最良の方法は、私がチュンを抱いて秤に乗り、そのあとでチュンを下ろして、再び秤に乗ることだ。 その、差し引き値が、チュンの体重であることは明白だろう。

 それでも、現実性を考えると、いくら私でも、この案は、ボツにせねばなるまい。 いや、いい案だと、言われる方がいるとしたら、早く病院へ行かれた方がよい。


 私は、かねて、台所で見かけていた秤のことを知っていたから、チュンの体重測定には、これしか無いと思っていた。 ところが、私が知っていたその秤は、ばね式の秤であったから、チュンを載せると彼はじっとしていないだろう。 また、少しでも動けば、秤の指針が揺れて、正確に測れるものだろうか、などと思案していた。

 要は、いかにチュンを怖がらせないで、じっとさせて、秤の上に載せるかが、新たな課題である。 チュンのお気に入りの、 例の、赤い箱 に入れて計る方法はどうか。 それでも、中で動き回れるだろう。 それでは、布に包めばよいかも知れない。 でも、そうすれば、息が出来るのかな? 自分がされたら嫌だな。 とか、ぐだぐだと思案をめぐらしていた。


 そんなある日、何かの用で娘が来宅した折り、チュンを抱いて、「小さいけど、その割には、重いような気がするわ。 それで、チュンの体重はいくらだった?」 と問うてきた。 私は、測定は未だしていないこと、また、その理由を、ぐだぐだ言っている内に、台所から秤を持って来て、いきなりチュンをその上に載せた。 チュンは、きょとんとしていた。 「20グラムやわ」 と娘がいう。

 もう一度、計ってみようと、娘が、再び、チュンを秤に載せた。 今度はチュンも吃驚して、飛び上がり、テーブルから落ちた。 ごんごん、というぶつかる音がした。 かなり、痛かったと思う。 娘は、それにはお構いなく、「やっぱり、20グラムやわ」 という。


 私の、長い長い、熟慮は、何だったんだろう。 それに、娘が持ってきた秤は、私が前に見たものと違う。 厚さも薄いし、電子式だ、などと、くやしい気持ちもあるが、まあ、口にはすまい。 とにかく、お約束が果せたんだから。





戻る次へ











« 私のチュン 連載12 | トップページ | 私のチュン 連載10 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。