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私のチュン 連載3

私のチュン


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2004/12/13
 チュンの体温測定 戻る次へ


 (その1) で、チュンの体温測定をして見たいと書いた。 最近、実際に、人間用の水銀体温計を使って測定したので報告する。



 体温計を脇の下に入れるのは、自分では出来ても、人にさせたくはないだろう。 思っただけで、くすぐったがる人もいるだろう。 スズメでも同じだ。 人間以上かも知れない。

 まず、慣れさせようとして、手に抱く時、そっと脇の下に指をいれると、ビィッ、とか鳴いて、翻訳すれば、きゃっ、といって、飛びのいた。 家内が横から、自分がされたらどう思う、そんな可愛そうなことするな、と叱られた。


 チュンの右翼は、骨折したまま固まっているのか、脇が完全には閉まらない。 だから左手で握るようにして抱くときに、自然に指が巻き込む感じにすると、上手く行くことがある。 こう書いている内にも、何だか、こそばくなって来た。

 こういうことを繰り返していくうちに、この状態で、眠りこけることもあった。 いよいよと思い、体温計を持ち出してみたが、気付かれてしまうことが多かった。 どうも体温計が冷たいからかも知れない、と気付いて、人肌に暖めてから使うと、成功率が上がった。


 あるとき、上手く行った、と思って、体温計を見たら、36.5度であった。 私の体温である。 要するに、翼といっても、殆どが羽毛であるから、体温計が脇の下に届いているのか、よく分からなかったからである。 このような試行錯誤を繰り返して、遂に成功した。 ・・・ と思う。




 
測定結果
 体 温  : 39.7度
 心拍数 : 65回/分

但し、呼吸数かも知れない。 指先に感じる、
胸の動きを計っただけだから。


 正確かどうかは分からないが、再試験をするつもりはない。 最初の時に、きゃっ、と驚ろかせた、罪の意識が未だに消えないからである。





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