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(注) 以降、車のチェックアウト (車庫出) のことを 《out》 そして、チェックイン (車庫入) を 《in》 と略記する。
・レンタカーは、長く借りるほど安くなる。 また、それだけ、運転技術も上がる。 ・何より、荷物の運搬が楽である。 ホテルには、必要最小限、持ち込めばよい。 ・《out》 や 《in》 の繰り返し、さらに、列車やバスに乗り換えるのは、それなりに、余計な手間も時間もかかる。
天気も上々で、行く道々の景色も素晴らしかった。 峠では、電車と並走するところもあり、お互い手を振り合って、進んだものだった。 帰国後に気がついたが、それが有名な氷河特急であった。 追い越しては、また、電車が来るのを待つといった余裕があった。 ところが、相手は、トンネルとかを使うので、いつしか先を越されていたようだ。 峠を登り続けていると、今までの素晴らしい景色とは、打って変わり、次第に曇り空になり、小雪も舞い出してきた。 レンタカーにはチェーンの装備はない。 両側には写真のような雪の壁が見え出したから、先行きが心配になってきた。 行き交う車も殆どない。 数台すれ違っただけだった。 時計も午後五時を過ぎていた。 幸いにも、ここが峠の頂上だった。 後は下りであるが、これが半端じゃない。 急なカーブの連続で、もし時間が遅ければ、凍結も予想された。 やっとこさ、たどり着いた町がアンデルマットで、氷河特急の姿は、もうなかった。
オーストリアの最高峰 グロスグロックナー (3,797m) を含む、オーストリア・アルプスと、オーストリア最大のパステルツェ氷河 が展望できるというところである。 6月以降がよいかも知れない。
列車も走っている。 そちらに向かって、どんどん進んでいくと、確かにトンネルがあった。 けれども、道はここで行き止まりであった。 ところが、よく見ると、カーフェリーのように、係員が車を列車に誘導しているではないか。 助かった。 そのまま列に並ぶことにした。 車を貨車に載せると、一旦車から降りて、連結している、客車の方へ移動する。 というか、皆さんがその様にしていたから、真似ただけで、特に係員から言われた分けでもない。 カーフェリーと同じシステムである。 そして、そのトンネルは、ほんの十五分ほどで、大そうな割には、あっけなく、抜けてしまった。 これぐらいの時間であれば、そのまま車に残っていても大丈夫と思うが、どうだろう。 cf. グロスグロックナー山岳道路 (1) cf. グロスグロックナー山岳道路 (2) cf. グロスグロックナー山岳道路 (3)
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