« 海外ドライブ 連載11 | トップページ | 海外ドライブ 連載13 »

海外ドライブ 連載12

海外ドライブ


八幡自然塾日本の鳥旅先の鳥旅先の花木旅先の蝶鳥紀行好酉の世界

2005/07/18
 海外ドライブ旅行のすすめ (12) 戻る次へ


 2.3.3. スペインのロータリー
 スペインの印象は、交通標識に違和感がないし、信号機や、案内板も充実していて、ドライブは、どちらかというと、し易い感じがする。 スペインでは、信号機のある交差点であれば、その指示通りに動くだけで、四叉路であれ、五叉路であれ、スムースに通過することができるものだ。 スペインというより、ヨーロッパといってもよいかも知れない。 もちろん盲目的ではいけないが。

 ところが、日本では、右折しようと思えば、自分の判断で、対向車線を横切らなければならない交差点が多い。 危ないどころか、交通渋滞の原因にもなっている。 右折信号機が整備されてきつつはあるが、それも、つい最近のことだ。 基本的なことを後回しにして、公団の言いなりに、道路拡充に邁進してきたのであろうか。




 ① 中優先方式 (ロータリー内優先方式) (スペインのロータリー)

Rotary_spain_2

スペインのロータリー
 左図は、ロータリーの一般的な構造図 (右側通行の国) である。

 入口も、出口も、構造的に分離されており、感覚どおりで、車線を間違えるようなことはない。

 スペインも、ロータリー内にいる車が優先の、中優先方式である。

 フランスのように、2通りの方式がある国は、特殊だろう。










 ロータリーへの進入は、小回り (右折) で入る。 もちろん、これが自然な感覚であるから、ロータリーの中では、反時計回りになる。

 左回りと言う人もいるが、定義が曖昧だから、やめたほうが良い。












 ② その他 (スペインのロータリー)
Rotary ロータリーが近くなると、道路わきに、ロータリーの標識が出て来る。
この標識と共に、制限速度の標識が必ずあるから、これを遵守して、直ちに速度を落とすのが肝要だ。 普通、40-50km 以下である。 ロータリーへの導入路は必ず、右カーブになっており、しかも、縁石で、車線からの飛び出し防止が施されていることが多いから、そのままのスピードでは、曲がりきれないで、タイヤをぶつけて傷めることになる。 何より、危ない。

 市街地に入る時も、同様だ。 速度規制の標識を見落としても、道路の物理的な構造で、例えば、ジグザグにしたり、わざと、凸部を設けたりして、スピードを落とさせる工夫が施されていることが多い。 

 ロータリー標識と共に、各道路が到る先の、主要都市名が明記されている、行き先案内標識が見つかるだろう。 事前に、出口を確認して、進入する。 確認できなくても、ロータリーの中を走っていれば、出口付近に、行き先案内板が見つかるから、それを確認しても良い。 該当する都市名が見つからなくても、これまで正しいルートを走って来ていれば、途中にある、小さなロータリーは、小さな街に入る交差点であるから、道なりが原則 (直進) で進むのが良いだろう。






こんな小さなロータリーもあった (下の写真)
Rotary
ロシオ近郊 ドニャーナ スペイン
Photo by Kohyuh 2005/05/04

 大きな都市のロータリーは、必ずしも円形ではない。 信号機とロータリーが組み合わさったものもある。

 例えば、ロータリー標識があったので、注意して進むと、目の前に信号機があり、赤になっていた。 もちろん、止まらなければならない。 前に見える道路は、やや左折の導入路と、直進道路の二股になっていた。 左折側の道がロータリーの入り口のようであった。







 逆に、ロータリーに入った筈なのに、進むと信号機があることもあった。 何れにしても、このような交差点は、全貌は分からないほど、複雑で、非常に大きい。 まあ、このような交差点は、最初は、間違っても良い。 大まかな流れに乗って、再挑戦すれば、何とかなるものだ。 心配するほど複雑というものがあるはずがない。 というより、日本の右折信号のように、信号機が上手くできている。
 





戻る次へ











« 海外ドライブ 連載11 | トップページ | 海外ドライブ 連載13 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。